文化財の修理
 
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 更新日04.2.18
神楽面の修理
(かぐらめんのしゅうり)
現在も使われている文化財

 江戸時代末に作られた面です。現在も春秋の祭礼に神楽が奉納され、その際に使われています。何度かの修理を経て今に伝わっています。それぞれの面が数箇所で傷み、おかめの面などは下地(したじ)の胡粉(ごふん)がはがれ、これ以上使用するのが危ぶまれています。このような神楽面は、展示のためではなく使うための修理ですから、現状維持ばかりではなく必要であれば積極的な修理を行います。

修理の留意点

 このたびの修理は、基本的には製作当初の技法にできるだけ忠実に、胡粉の下地に膠(にかわ)と顔料(がんりょう)の彩色(さいしき)による復元を試みました。各面に共通している舞い手の肌と直接触れる顎の部分の剥落(はくらく)は、今後とも使用して行くことを考え、強化のために彩色にアクリル絵具も使用しました。また、眉毛や髭がなくなっている面も、当初のように人毛と馬の毛で復元しました。

栃木県足利市 示現神社

神楽面

恵比須 面長:20.5センチ
面巾:17.3センチ
※ 写真をクリ
ックすると大きな画面が見られます
修理前 修理後
おかめ 面長:20.6センチ
面巾:15.7センチ
修理前 修理後
宮刀(みやと) 面長:20.7センチ
面巾:14.6センチ
修理前 修理後
ひょっとこ 面長:19.8センチ
面巾:16.0センチ
修理前 修理後
墨芳(すみよし) 面長:18.9センチ
面巾:14.4センチ
修理前 修理後
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